カビの姿は見えないのにカビ臭いとのご相談をよくいただきます

最近、カビ臭いのですがとご相談を受けます。

下の写真のように、コンクリートの躯体に直接下地を施工し、石膏ボードを貼る場合に多いように感じます。

コンクリート躯体に下地を施工し石膏ボードを貼った現場

コンクリート躯体に下地を施工し石膏ボードを貼った現場(沖縄)

 

木造住宅の場合は断熱材があるので比較的少ないのですが、

  • コンクリ−ト躯体(マンションやリゾート施設が多い)の北向きの部分
  • 半地下で土に面しているコンクリート部分

においてカビのご相談を受けることが多いです。

コンクリートの水分は10年たっても抜けきらないとも言われています。

 

私の経験をもとに言いますと、壁面内部は空気の循環が少ない(ほぼない)ことから、温度差で結露を繰り返しカビが発生することが多いのです。

場合によってはこの結露が長期間にわたり、下の方まで行き、フローリングまで濡れたようになることもあります。

 

解決法は・・・・

  1. コンセントカバーを外して臭いを嗅ぎ、場所を特定する
  2. カビが発生した石膏ボードを剥がして貼り直して対処
  3. 通気を2か所(吸気と排気)取り対処する

といったものです。

 

「見た目はカビはないんだけど、カビ臭いんです、この臭いはどこからくるのでしょうか」というご質問もよくいただきます。

つい先日もお問い合わせをいただきました。

状況としては、下の通りです。

  • 賃貸ワンルームのクローゼット内がカビ臭い
  • カビ臭はするがクローゼット内の合板表面にカビは見られない
  • クローゼット内に換気扇はなし
  • 部屋の躯体はコンクリート

原因は、コンクリートと室内の壁材の内部が結露し、裏側の躯体または合板の裏面に発生したカビの付着が臭いの原因ではないかと予想しました。

換気扇が動いているときに、その壁体内部の空気がクローゼット内に吸引されて臭いうのではないかと考えます。

とはいっても、直接お客様の状況を見たわけではなく、あくまでも電話・メールでいただいた情報をもとに推察した限りですが。

賃貸のため、あまり大掛かりなことはできないとは思いますが、もしできるようであればと思い、対応方法として下記のことをお伝えしました。

  1. クローゼット内部の入隅(天井・床面と壁面で90度になっている、角になっている部分)の隙間を壁材と同じ色のシリコンボンド(壁紙の隙間処理に使うもの/ホームセンターでも販売)で塞ぐ
  2. ボンドの乾燥後に、リフレパウダーで壁・床などの拭き掃除をする
  3. 乾燥後にリバースワックスを刷毛で塗布する

これらの方法で改善されるのではないかと思います。

もっとも、不動産屋さんに相談し、対処していただくのが一番理想的です。

 

また、新築住宅でも何回か引き渡し時にカビのにおいがすると現場相談を受けたことがあります。

床下地の合板部分に「黒カビ」が発生していました。

床下地合板部分のカビ

床下地合板部分のカビ

 

この場合は雨に濡らしてしまったことが原因でした。

これから家を建てようとお考えの方は、雨の日に見学を兼ねて下見し、その会社さんの養生(雨に濡れない対策など)など管理状況を確認するのも良い手だと思います。