浴室に塗装した2液性ウレタン塗料の臭い対策

最近のリフォーム工事では、ホテルの客室・店舗内など常時お客様が滞在する場所では「臭いを少なくする」「臭いを出さない」という対策が要求されるようです。

以前にも増して臭い対策についてよくお問い合わせをいただきます。

 

先日も「バスルームに使用した2液性ウレタン塗料の臭いがきつくて対応に困っています」との相談がありました。

臭いという点だけを考えると1液性の塗料が望ましいのですが、施工する場所や耐久性を考えると2液性の選択はやむを得ません。

しかし臭いも何とかしたい。

 

そこで、弊社の塗料用リバース溶液を提案させていただきました。

使用する塗料に添加することで、塗料特有の刺激臭を低減します。

「塗装は臭いがするものだ」と諦める前にお使いいただきたい製品です。

ちなみに添加時にすぐ臭いが消えるのではなく、塗ってから効果を発揮します。

 

水性塗料用油性塗料用がありますので、お使いの塗料に応じていずれかを添加します。

 

水性塗料の場合は、使用する塗料18kgに対して水性用100ccの割合で添加します。

 

油性塗料の場合は、使用する塗料4kgに対して溶剤用25ccの割合で添加します。

 

水性塗料用の「塗料用リバース溶液(水性用)」

水性塗料用の「塗料用リバース溶液(水性用)」

 

油性塗料用の「塗料用リバース溶液(溶剤用)」

油性塗料用の「塗料用リバース溶液(溶剤用)」

 

耐久テスト済み

水性、油性、ウレタンとオールマイティに使え、工業試験場でも耐久テスト済みです。

添加による塗料への影響はありません。

塗料用リバース溶液を添加した塗料、添加していない一般塗料を、それぞれ木材・アルミ素材に添加し5000時間の耐久テストを実施しましたが、異常など不具合の発生は見られませんでした。

※試験は新潟県工業技術総合研究所 素材応用技術支援センターにて。

5000時間の耐久テストを実施

5000時間の耐久テストを実施

 

使用時の注意点

使用に際し、注意点としては下記のことがあります。

  • 塗料用リバース溶液を添加した後はよく混ぜてから作業を行ってください。
  • 必ず少量で試し塗りをしてからご使用ください。
  • 2液の塗料に使用した場合は硬化時間が短縮できる反面、一度に余計に作れなくなります。
    2液混合反応型の塗料を使用する場合は、主剤と硬化剤のどちらに塗料用リバース溶液を混ぜるか、少量でテストを行ってください。
    また、塗料用リバース溶液を添加することで硬化時間が早くなり、使い切れない場合は発泡してしまいますので作業時間に適した量をお作りください。

 

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