シックハウス症候群対策は「原因物質の除去」＋「身体を強くする生活習慣」の両輪で

はじめに

「室内の化学物質を取り除けば症状は必ず良くなる」。

そう信じて試行錯誤を繰り返しても、体調が安定しない――そんな声を多く頂きます。

目に見えない化学物質が原因で起こる頭痛、めまい、倦怠感、皮膚の不調など、周囲の人になかなか理解されない辛さを抱えていらっしゃることと思います。

多くの方が「原因となる化学物質を徹底的に取り除く」ことに全力で取り組まれています。

もちろん、これは非常に重要な対策です。

しかし、私がお客様によくお伝えしている、もう一つの大切な視点があります。

それは、「ご自身の抵抗力を高めること」です。

でも、本当にそんなことが効果的なのでしょうか？

実は、複数の行政機関が公式に推奨している対策なのです（記事の末尾に参照した自治体のサイトURLを掲載しています）。

旭川市の公式見解
「原因物質を完全に取り除くことは難しいため、病気にならないように抵抗力をつけることが大切です。」

京都府の推奨
「バランスの良い食事や、適度な運動、十分な睡眠等を心がけ、健康的な生活で身体に抵抗力をつけましょう。」

世田谷区の指針
「ストレスをためないように上手に気分転換をはかりながら、からだの抵抗力を高めることが大切です。」

これらの行政機関が共通して指摘しているのは、現代社会において化学物質を完全に避けることの困難さです。

建材、家具、日用品、さらには屋外の大気汚染まで、私たちの周りには様々な化学物質が存在しています。

化学物質をゼロにできない以上、私たち自身のバリア機能を底上げする（体の抵抗力を高める）ことも解決策の一つになります。

外側の対策とは、住環境から化学物質を取り除くこと。

内側の対策とは、体の抵抗力を高めること。

当社のリバースコートやリバースワックス、このブログでの様々な記事は、いわば外からの対策にあたります。

内側の対策と言っても、「抵抗力を高める」と聞くと難しく感じるかもしれません。

しかし、実は日常生活の中で誰にでもできることばかりです。

私たちの体は、食べたものから作られています。
抵抗力を高めるためには、体が必要とする栄養をバランス良く摂ることが最も重要です。

睡眠中に私たちの体は修復・再生を行い、免疫機能も回復します。

世田谷区も「規則正しい生活を送り、睡眠時間を十分に取りましょう」と推奨しています。

石狩振興局は「適量の運動」を、世田谷区は「日頃から軽い運動をすることや入浴することも有効です」と述べています。

運動により血行が促進され、体の代謝機能が活性化します。

慢性的なストレスは免疫機能を低下させ、化学物質に対する感受性を高めてしまいます。

世田谷区が強調するように、「ストレスをためないように上手に気分転換をはかる」ことが重要です。

「化学物質を減らす」ことだけでなく、「体の抵抗力を高める」という新しい視点をぜひ加えてみてください。

シックハウス症候群や化学物質過敏症でお悩みの皆様にとって、この2つを組み合わせることが症状改善への一歩となることを心から願っています。

化学物質の除去という従来の対策に加えて、ご自身の抵抗力向上という「内側と外側」の両輪で取り組むことで、根本的で持続可能な改善を目指していきましょう。

私たちリバースジャパンは、皆様が健やかで快適な毎日を送れるよう、化学物質の低減、きれいな空気環境という“外側の対策”を中心にサポートしてまいります。

もし住環境についてご不安な点やご相談がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。

ご相談・ご質問等はお問い合わせフォーム（下記）からお寄せくださいね。

旭川市「シックハウス症候群・化学物質過敏症」https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/135/136/138/p001980.html
京都府「シックハウス症候群について」https://www.pref.kyoto.jp/yakumu/sick.html
世田谷区「シックハウス症候群やくらしの中の化学物質について」https://www.city.setagaya.lg.jp/02245/3171.html
石狩振興局「シックハウスの基礎について」https://www.ishikari.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hgc/libraly/Sick_House1.html