農業分野でのリバース溶液活用事例の紹介

私たちは「リバース溶液」という複合培養液を添加して様々な製品を製造しております。

その中心となるのが、有害化学物質を低減する珪藻土仕上げ材をはじめとした建築資材「リバース工法資材」で、その他に洗濯石けんなどの身の回りの製品にリバース溶液を活用した「プレゼン・テラ製品」の製造も行っております。

このように様々な分野に活用しているリバース溶液ですが、今日はまた別の活用事例についてお伝えします。

 

農業分野への活用

現代の農業では、農薬や化学肥料の多用、酸性雨などにより土壌が酸化しており、作物が本来持っている力が発揮されません。

その結果できた農産物は、害虫からは守られて見栄えは立派になっていますが、放っておくとすぐに腐ってしまうのです。

昔の農産物は、冷蔵庫に入れずに台所に置いておいても腐らずに乾燥していました。

リバース溶液は、有害化学物質の低減、消臭効果のほかに、酸化したものを元に戻すはたらきがあり、このリバース溶液を農業に活用することで、安心安全な農業に取り組むことができ、価値ある農産物ができるようになります。

還元農法について

酸化して腐敗環境になっている土壌をリバース溶液(リバース溶液活用製品)で元に戻し、そこで作物を育てることを還元農法と表現しています。

事例1 米栽培/小田農園様(新潟県)

小田農園様では、育苗の際に農業用リフレパウダーを5,000倍に希釈した液体を散布しています。

除草剤を2回使用する以外はほとんど農薬を使わずに育てています。

「完全無農薬」ではありませんが、減農薬よりもさらに使用量が少ないため、小田様は「減減減減農薬といったところかな」と仰っています。

還元農法に取り組み始めた当初はほかに誰一人としてやっている人がいなかったため、とにかく試行錯誤の連続だったといいます。

ようやく収穫した米は粘りがあって美味しく、知人の方にも大好評。

精米のときに出る米ぬかがまったくぬか臭くないことにも驚き、米農家さんや業者さんにも米ぬかを食べてもらったところ「きな粉のように甘い」と皆さん驚いていらっしゃったそうです。

収穫直前の稲穂

小田様は米のほかにも葉物からオクラ、大根等の野菜も作っており、そのほとんどは知人の方に配っているそうですが、野菜のうまみが多く育っており、皆さんに喜ばれています。

 

事例2 りんご栽培/シーディングファーム様(長野県)

シーディングファーム様では、農業用リバース溶液を5,000~10,000倍に希釈し、セラミック水と合わせて噴霧しています。

「“酸化しにくいりんご”ができると聞いたけど、最初は信じられなかった」と社長の池永様は仰います。

従来のりんご栽培では13回ほど農薬を使いますが、還元農法ではニーム(インドセンダンという樹木を利用した農業資材)と合わせて3回程度で済んでいます。

今にも折れそうなほど実をつけているりんご

 

池永様は収穫したりんごが皮を剥いても赤くなりにくい(酸化しにくい)ことに驚き、実際に召し上がったお客様からも、

 

こんなおいしいりんご初めて食べたよ

 

そのまま放置したら普通は腐るのに、池永さんのりんごは腐らずに乾燥して小さくなりました

 

といったお喜びの声を多く聞けるようになったといいます。

また、近隣ではりんごの病気で葉が落ちることもあっても、シーディングファーム様では被害が少ないといったこともあったそうです。

最後に

今日はリバース溶液の農業分野への活用事例をご紹介しました。

弊社ウェブサイトでは、小田様、池永様からいただいたメッセージの全文を掲載しておりますので、よろしければ下記リンクからご覧ください。

技術紹介 リバース溶液の活用事例

 

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