リバースでん粉糊(クロス糊)のダマ(つぶつぶ)ができた場合の解決法

「ダマ(つぶつぶ)ができて、使うことができない!」

弊社のクロス糊(リバースでん粉糊)について、このように時々お問い合わせをいただきますので、今日は少しばかり説明をしたいと思います。

 

弊社のでんぷん糊は固形糊を専用希釈液でのばして使用するタイプです。

最近の市場では、便利さを優先し、そのまま使えるノン希釈タイプのクロス糊を使う機会が多くなっているため、固形糊さえ使ったことがなくビニルクロスしか貼ったことがない職人さんもおられるとメーカーさんから聞いたことがあります。

今年訪れた現場で、内装職人さんから「このダマが消えないので使えない」と言われましたが、その職人さんの撹拌機を借りて私が撹拌したところ、10分程度でダマが消えてきれいになりました。

ダマができた場合の解決法

固形糊に専用希釈液を投入

最初に専用希釈液を1L程度投入します。

 

糊を袋からバケツへ移す

糊を袋からバケツへ移します

 

撹拌機を上下させながら撹拌する

撹拌機を上下させながらバケツ内を均一になるようにし、希釈液を4回から5回程度に分けて入れ撹拌します。

 

ダマが消えて滑らかに

ダマが消えて滑らかになりました

 

上記の手順を記載した新しい説明書を作成いたしました。

リバースでん粉糊説明書表面

説明書表面(クリックすると拡大します)

 

リバースでん粉糊説明書裏面

希釈の手順が載っている説明書裏面(クリックすると拡大します)

 

また、ビニルクロスの場合、糊の塗布量は1平米に150gが基準になります。

稀にノリの基準が分からない人もいるようで、水を多く入れて「しゃぶしゃぶ状態」で施工する職人さんもいると耳にします。

このような施工をすると、後々壁紙が剥がれたりする場合がありますので要注意です。

前述のメーカーさんも「これからはきちんと施工方法や使用法などの勉強会をやりたい」とおっしゃっていました。

リバースでん粉糊の撹拌方法は料理の手順と一緒です。

私は家庭で料理とはあまり縁がありませんが、料理に例えてみます。

お好み焼きの生地などを作るときに使う小麦粉は、最初に水をたくさん入れると小麦粉の中につぶつぶが残るので、これを避けるために少量ずつ水を足しながら混ぜます。

最近では家庭で餅つきをしなくなりましたが、餅つきをする際も、最初に杵を使いもち米の目つぶしを丹念に行ってから一気につきます。

この時に目つぶしをよくしないと、餅が完成してもつぶつぶが残ったままになります。

 

リバースでん粉糊も、作業工程はこれと全く一緒なのです。

 

電動の糊撹拌機の場合は、機械の羽が最低限回る程度の水(3L~5L)位にとどめ、少し練が進んだ状態で水を追加し、つぶつぶが消えるまでさらに撹拌します。

 

 

 

ノン希釈タイプのノリも近日発売予定です。

2017年8月、リバースでん粉糊の仕様を変更し、ノン希釈タイプへ移行しました。

ビニルクロス施工実績(管理も含む)

ちなみに私は下記の資格を保有しています。

  • 壁装1級技能士
  • 空気環境測定実施者

どこまでの仕事ができるのかは皆様方の判断にお任せしますが、少し自己紹介をいたします。

マンション、公共建築、ホテル、複合ショッピング累計で約40万㎡~45万㎡位かなと思います(新潟県の施工物件は、車で通りかかるたびに私の思い出ででもあります)。

戸建て住宅の施工は数が多くて思い出せませんが、当時30坪400㎡を1人で4~5日で施工完了するスピードでした。

施工したクロスは、

  • 特殊クロス/電子機器工場の帯電防止クロス・X線遮断クロス・和紙・掲示板クロス・布クロス・200万円位の壁画(NEXT21商業ビル18階ロビー)
  • ダイノック/ベルビアン(ホテルの鉄製ドアや枠回り、コンクリート面等)、サンフット(議場等)、絨毯、クッションフロア、Pタイル、ガラスフイルム

 

施工できないものは掛け軸と屏風です。

これらの施工ができると表具屋さんになれますが、私はできませんので内装屋と言っています。

 

施工に関して技術的な質問や不明点がございましたら、私の知っている限りでお答えいたしますのでお問い合わせください。

これからも宜しくお願い申し上げます。