商品自体の良さ+想いやストーリー=もっと好きになる

弊社は今日が仕事納めでした。

仕事納めの日には忘年会をやるのが恒例なのですが、今回は代表が異業種交流会で知り合った方のお店にお邪魔しました。

 

新潟駅前にある「まぐろ亭」というまぐろ料理専門店です。

新潟駅万代口を出て、駅を背にして右側の方、松屋の並びにあります。

 

私の中でマグロといえば、パッと浮かぶのは寿司や刺身。

まぐろ亭さんでは、それだけでなくバリエーション豊かなメニューがめじろ押し!

 

中でも看板メニューの「まぐろの兜焼き」は衝撃でした。

まぐろの兜焼き

まぐろの兜焼き

 

私たちの目の前で店長さんが解説しながら捌いてくれました。

まぐろの頭は食べる部分が少ないのではないかと思っていたのですが、あっという間にテーブルの上はまぐろの肉で一杯に。

 

頭肉・ほほ肉・目玉まわりの肉と、それぞれ違う味が楽しめます。

まずは何も付けずに素材の味を楽しみ、そのあとは笹川流れの藻塩やポン酢でいただきました。

 

この兜焼き、4時間もかけてじっくり焼くそうです。

そのため1日に焼けるのは最大でも3つが限界とのこと。

味が美味しければそれだけでも十分ですが、こうした裏側が分かるとより美味しく感じます。

 

さらに、メニューの中にはこんなものがありました。

初めてのお客さんに向けた、店主の恋文

初めてのお客さんに向けた、店主の恋文

 

父が40年も包丁を握り料理人をやっていた。
幼いころから料理に興味があり、ずっと飲食店で働いてきた。
子供のころから刺身が好きで、取りわけ「まぐろ」は大好物だった。
そんな22歳のある時、旅行で立ち寄った神奈川県は三崎港。
そこで食べたマグロに私は脳天を打ち破られた。
えっ!なにこれ!自分が知っているマグロと違う。
その瞬間こそが今ではまぐろバカと言われる原点だった。
研究に研究を重ねたどり着いた「まぐろ亭」
これこそが新しい人生のスタート地点となった。
本物のまぐろを新潟の方々に食べて欲しい。
それが自分の使命と知った。29歳だった。

そんな私が今日初めて来店された貴方に恋文を書きます。
それはメニュー選びに迷わない究極のおススメ!
お二人で来店され、お一人食事代3,000円でまぐろ亭の基本料理がすべて味わえます。

※句読点は一部直しています。

 

まぐろ専門のお店はかなり珍しいですが、なぜこの店をやろうと思ったのか?という想いが書かれています。

さらには、初めて来店されたお客さんにオススメの楽しみ方。

料理の種類が非常に豊富なので、初めて来た人は「ここに来たからにはこれは食べておくべき!ってのはどれなのかな?」と必ず迷うと思います。

私たちもそうでした。

なので迷う人へのこうしたフォローはありがたい。

これはメニュー表だけじゃなくて壁に貼っておいても良いですね。

 

この方法は飲食店だけじゃなくて他の業種でも役に立ちそう。

例えば小売店だったら、どうしてこの商品を仕入れて販売しようと思ったのか?という想いをPOPに書いて商品に添えたら売れ行き変わりそう。

「初めて食べたとき美味しすぎて皆さんにも伝えたいと思いました!」とかね。

 

この恋文からは店主の熱い想いや人柄が伝わってきました。

じっくり読み込んでいたら、店主が「そんなに読んでくれて嬉しいな」と言ってくれましたが、大変勉強になったのでこちらこそありがとうございます!という気持ちでした。

 

まぐろ亭さんに限らず、全てのお店・全ての料理には名前があります。

名前をつけるということは、少なからず何らかの意味・想いを込めたはず。

それを伝えるストーリーも伝えなきゃもったいない。

 

商品やサービスが良ければ「ここのお店いいな」と思ってもらえますが、そこにストーリーが加わることで「商品やサービスも良いし、共感できる・応援したくなるストーリーがある、店長さんの想いや人となりが素敵」というように、より強く好印象を持ってもらえるのではないでしょうか。

 

2019年は自社でも真似していきたいと思います。

 

最後に、撮った写真を紹介して終わります。

 

カウンターにはマグロの頭(本物)が!

カウンターにはマグロの頭(本物)が!

 

マグロの部位解説

マグロの部位解説

 

まぐろ五種食べ比べ

まぐろ五種食べ比べ

 

握り寿司のように提供される「まぐろなめろう」

握り寿司のように提供される「まぐろなめろう」

 

まぐろ珍味盛り合わせ(左上から時計回りに心臓・白子・胃袋・たまご)

まぐろ珍味盛り合わせ(左上から時計回りに心臓・白子・胃袋・たまご)

 

お酒の種類も豊富。大好きな日本酒の緑川・鶴の友・鮎正宗が揃ってて嬉しい。

お酒の種類も豊富。大好きな日本酒の緑川・鶴の友・鮎正宗が揃ってて嬉しい。

 

本当に種類が多くて、1回行っただけではとても全ての料理を味わうのは難しいです。

今回は全体のごく一部しか食べられなかったので、ぜひまた行ってみたいと思います。

 

投稿者プロフィール
熊木 勇太

1987年生まれ。株式会社リバースジャパンのWeb担当として、ウェブサイト・SNSの更新、製品カタログ等の販促物制作、社内環境整備を担当。大学卒業後は印刷会社に入社。営業として様々な印刷物・Web制作に携わる。この体験から、企業が自ら情報発信して伝えることの大切さを感じ、リバースジャパン入社後はWebサイトリニューアルやSNSでの発信、パンフレット等の新規作成など情報発信に務めています。高校生の頃に鑑賞して以来、長岡花火が1年で最大の楽しみです。

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