新築の同一建物内で、内装下地にリバース工法を採用した10階と、採用していない7階の施工後の室内空気を比較しました。

※ 建物の内装材は、10階、7階ともにF☆☆☆☆の同一建材(改正建築基準法に基づくシックハウス対策)を使用しています。

完工時、シックハウスの原因と言われている有害化学物質を測定し、そのうちホルムアルデヒド/アセトアルデヒド/キシレン/スチレンの4種をグラフに表しました。
更にリバース工法を採用した10階は、4ヶ月後も空気測定を行いました。

測定結果1:アルデヒド類


測定結果2:VOC類




グラフから、リバース工法の室内空気測定では、シックハウスの原因といわれている有害化学物質が全て、厚生労働省の指針値を下回っているのがわかります。
なおスチレンに関しては、施工4ヶ月後に微増していますが、これは施工後に持ち込まれた家具が原因と考えられます。それに比べて、一般的な建材仕様の測定では、厚生労働省の指針値を、大きく上回っています。

これらの結果から、リバース工法を採用した室内は、シックハウスとされている有害化学物質を分解低減することが確認できました。
また、F☆☆☆☆の建材だからといって、必ずしもシックハウス対策に、対応しているとはいえないこともわかりました。

参考資料
分析結果報告書(10階-リバース工法採用)
分析結果報告書(4ヶ月後/10階-リバース工法採用)
分析結果報告書(7階-一般の建材仕様)


平成15年7月より施行された改正建築基準法では、ホルムアルデヒド発散量を制限した建材の使用と、建物内の換気装置の設置が義務付けられました。 はたしてシックハウス症候群は減っているのでしょうか。
現在、「リバース工法」で施工した室内空気を、赤林教授(新潟大学大学院自然科学研究室)の協力の元で研究が進められています。
今までに実施した測定結果では、シックハウスの原因とされるホルムアルデヒドをはじめとした有害化学物質を軽減していることが分かりました。 更に研究が進むと、新築や改装時に出る特有の臭いを無くし、イライラや不眠、頭痛などシックハウスの症状を緩和することが証明される日も近いと思います。

「リバース工法」は、家族が安心して暮らせる室内空気環境を提供するために開発されました。